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 アウトドア日記
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福島県アルツ磐梯スキー場に行ってきました。
東北オフ2003inアルツ磐梯に参加(パート3/番外編)
2003年6月12日 〜 2003年6月16日

美女平(標高977m)からの風景
雲が静かに流れていきます。遠くに見えるのは日本海でしょうか。

大観望(標高2316m)からの風景
上の方はガスが掛かっていましたが、黒部湖・黒部ダム(標高1470m)を見ることができました。中央は立山ロープウェイです。
 
  


立山駅でスタンプカードを見つけて
ご満悦の弥加
   6月16日(月曜日)
目覚まし時計で5時半に起床です。始発の時間を気にしながら、昨日買ったおにぎりやパンなどで軽い朝食を食べ、朝の準備を済ませました。念のため車に積んでいたカセットガスなどをトレーラーの収納庫に移しました。昨夜夜半頃、かなりの雨が降りました。今は曇り空ですが、明るい状態。なんとか大丈夫そうです。

一応アルペンルート仕様の服装、親たちは通常の服装に富山で購入したEPICジャケット、弥加にはウインドブレーカーを着せ、子供用のフリースをデイパックに詰めました。もちろん人数分の折りたたみ傘も用意しました。

駐車場から徒歩数分の立山駅(標高475m)に着いたのは6時15分頃。切符売り場でケーブルカーの始発が7時であることを知り、大観望までの往復切符を購入しました。最初に乗るケーブルカーは時間指定になります。

弥加は売店でスタンプ帳を見つけて、早速立山駅のスタンプを押していました。子供はこういうのが好きです。周りにはスキーを抱えた方や家族旅行らしき一行のみ。平日の朝一番で良かったなあ。

(ケーブルカー)
6時50分に改札が始まりました。改札と言ってもチケットのバーコードをリーダーに読ませるだけで終了です。システム的にはこうしないと大変だろうなあって、変に納得してしまいました。

ケーブルカーの前列に陣取ります。駅で待っていた人たち以外に、運行会社の方々が乗り込んで出発です。

ケーブルカーは初めての体験です。まずは、その斜度に驚きました。平均勾配は24度、立山駅と美女平駅の1.3Kmを結んでいて所要時間は約7分。標高差は、約500mあるそうです。駅も階段状ですが、もちろんケーブルカーの中も階段状で、不思議な乗り物です。このケーブルカーで様々な物資を搬入してアルペンルートができたと言うから、驚きです。

(美女平駅)
標高977m。駅のすぐ前には、女人禁制にまつわる伝説を秘めた美女杉が立っています。室堂行きの高原バスの始発は7時40分。待ち時間を利用して展望台へ行きました。山々を流れるように雲が流れています。素晴らしい光景が目前に広がります。しばし見とれてしまいました。

売店には「立山黒部アルペンルートは日本一がいっぱい」「立山の天気予報」の2枚の木製プレートが掲げてあり、読んでみるとなるほどと納得します。

(高原バス)
高原バスに乗り込み、室堂(標高2450m)を目指します。車内は団体客が半分くらいで、ほぼ満席に近い状態です。標高差は1473m、移動距離は23Km、所要時間は約50分です。原生林の中を切り開いた道を登っていきます。

ポイントポイントでは、車内放送で説明が流れ、バス内のTVにもビデオが流されています。沿線で一番太い木や、称名滝など見所では一時停止してくれます。登りの高原バスでは左側に座るのが有利なようです。右側に座っていたので、帰りも右側に座らなくては。

時折、日が差しますが、高い山々には雲がかかっている状態です。隠れていても、その素晴らしさが容易に想像できるのが、このアルペンルートの凄いところでしょうか?

(弥陀ヶ原)
道を進むに従って、木々は低くなり、草木が増えていきます。さらに登っていくと残雪が見えるようになりました。弥陀ヶ原(標高1930m)あたりになると雪がたくさん残っています。大山よりも高いんだ・・。駅舎とホテルがぽつんと建っています。ここは、弥陀ヶ原高原やカルデラ展望台を観光する起点となっています。こんな所へ泊まってトレッキングも良いなあ。いつかはやってみたいものです。

天狗平(標高2300m)を抜け、バスは力強く坂を登っていきます。この辺りまで来ると、冬のスキー場周辺の風景と変わりません。残念ながらガスが掛かっていて視界は良くありません。晴れないかなあ。

(雪の大谷)
雪の壁に挟まれた中をバスが進む「雪の大谷」は、アルペンルートの代名詞になっていますが、この時期一番高いところで10mということでした。毎年、このルートの全線開通時には18mに達するそうです。その時期に訪れたいものです。でも、どうやって除雪するのかな?

(室堂)
日本最高所に位置する駅、室堂(標高2450m)に着いたのは8時半前。外は寒く、駅構内にはストーブが点いています。弥加はジャケットからフリースに着替えました。大観望行きのトロリーバスの発車まで少々時間があります。

ちょうどその時、末谷さんからお電話をいただきました。「今どのあたりまで帰りました?」「アルペンルートで一番高い室堂に来てます。のんびりさせてもらっています・・。」

屋上に上がって、外へ出てみます。残念ながら、ガスに閉ざされて大パノラマを楽しむことはできませんでした。

立山玉殿の湧水があり、そこで喉を潤します。まずは「冷たい」そして「美味しい!」 ミネラル成分が多いのか、癖のない、とても美味しい水でした。行きは重いので、帰りに汲んで帰ろう。ここからは様々な遊歩道が整備されています。のんびりしていたらトロリーバスが出てしまいました。まあ時間があるから・・。

(ホテル立山)
湧き水を使った限定1日120杯の水出しコーヒーで有名なホテル立山のティーラウンジ「りんどう」へ入り休憩です。標高も高いが、価格も高いなあ・・。お腹も空いたのでケーキセットをお願いしました。暖まります。次回はシングルバーナーを持って来て、外で楽しもうかな。

(トロリーバス)
9時15分発のトロリーバスに乗り込みます。1台目は団体客が、私たちは2台目でした。このバスは、日本で最高所を走るトロリーバスです。切り出した岩のトンネルの中を進みます。立山山頂(標高3015m)直下で逆方向から来たトロリーバスとすれ違います。所要時間は約10分、距離は3.7km、標高差は室堂から大観望への下り134mです。かなりのスピード感があります。

(大観望)
トロリーバスを降り、雪のトンネルを通って、大観望駅(標高2316m)の屋上展望台に向かいます。山の上の方はガスが掛かっていて見えませんが、さきほどの室堂とは違って、眼下に黒部湖がよく見えました。山を越えるだけで気象は随分違うものです。ラッキーです。

一緒に来た団体の方は、黒部平への立山ロープウェイへの接続のため、すぐに降りていきました。私たちは時間の関係で先へは行かず、ここでUターンです。その分、大パノラマを楽しむ時間が十分にありました。

ちなみに、立山ロープウェイは大観望から黒部平を結ぶ1.7Km、標高差488mのロープウェイです。特徴は橋脚が駅と駅の間に1本もないこと。厳しい冬のために橋脚を立てられないのだそうです。ちょうど2ケ月ほど前でしょうか? このロープウェイのロープを掛け替えるドキュメンタリーがTVで放映されていました。ロープウェイを目の当たりにして、そのプロジェクトの凄さが改めて分かります。

さらに立山ロープウェイから黒部ケーブルカーへと接続すると黒部湖黒部ダムがあります。私自身は逆方向から黒部ダムへ3度ほど来たことがありますが、黒部ダムの壮大なスケールは脳裏にしっかりと焼き付いています。いつか家族で全線を楽しみたいものです。

(再び室堂へ)
室堂へ戻るトロリーバスは数人が乗っているだけ。黒部方向から来る人は少なかったです。再び屋上に上がり、用意してきたプラティ・バス2の容器に立山玉殿の湧水を汲みました。プラティ・バスの容器は、嵩張らず、軽く携帯に便利で匂いも移らず、踏んでも破れない高性能の容器です。私はいつも車に積んでいます。

弥加とコインを投げ入れてお祈りをしました。何をお祈りしたの?と聞くと、「また来れますように。そして全部(の乗り物に)乗れますように。(家族)みんなで来させてください」ですって。

色々な乗り物に乗れて、広大な景色を見られて良い経験になったようです。お土産を買って隣接している立山自然保護センターを見学します。

(立山自然保護センター)
新しい建物で、立山の自然が分かりやすく説明してあります。雷鳥のコーナーがありました。そう言えば、雷鳥は見てないなあ。

(室堂を後に)
先ほどと逆サイドが見たいので、登りと同じ右側の席に陣取ります。ガスの中を高原バスは下っていきます。なかなかガスが切れません。周りが見えれば、山々の連なりが広がっているのでしょう。残念です。

(あ!)
急にバスが停車しました。前方の雪の上に雷鳥がいるそうです。見送りに出てきてくれたのでしょうか? 弥加は自分のデジカメを持って、バスの運転席近くまで行き、シャッターを押してきました。その後、雷鳥は飛び去っていきました。ラッキーです。

下るに従い、ガスは薄くなっていきました。先ほど写真の撮れなかった滝と木もしっかりとレンズに捕らえることができました。

(美女平から立山駅へ)
美女平で土産物を調達し、ケーブルカーで立山駅へ。12時前に到着しました。7時始発のケーブルカーでしたから、大観望までの往復で約5時間掛かったことになります。ガイドブック通りの時間でした。黒部ダムまで行っていたら7時間は掛かったことでしょう。全線制覇は次回にお預けです。

立山駅を出たところで、軽く昼食を取りました。残り約550キロを帰らねばなりません。あまりのんびりしていると京阪神の通勤渋滞に捕まってしまいます。

トレーラーの安定ジャッキをあげ、走行チェックをしてから出発です。今回はナビの指示に従わず、案内標識のとおりに走行することにしました。富山ICでも良かったのですが、立山ICへと向かいました。来るときと違う道を進みます。この道はバスでも余裕の道でした。ナビは頼りになりますが、時折意味不明な道を案内してくれます。

(北陸道)
北陸道は空いていて、風も気にならない程度。覆面パトカーに検挙されている車を横目に見ながらの走行です。そう言えば来るときも多かったなあ。

尼御前SAで給油し、南下します。途中睡魔に襲われましたが、なんとか無事にやり過ごすことができました。米原JCTから名神へ、栗東・京都・大阪も渋滞もなく通過できました。名神から中国道、さらに山陽道へつないで、三木SAで休憩&給油。ロッテリアでハンバーガーを買い、食べながらの運転です。

(無事に帰宅)
20時前に倉敷に到着しました。総走行距離は2098Km。無事に完走することができ、車で行った旅行で我が家最高記録を樹立しました。

大旅行になりましたが、率直に「行って良かった」と思います。とても充実した日を過ごすことができました。これも、東北オフに尽力された幹事の皆様、そして参加された皆様のおかげだと思います。

最後になってしまいましたが、大変お世話になりました。良い思い出をありがとう。そして、またいつかお逢いできる時を楽しみにしています。重ね重ね、ありがとうございました。

2003.06.29
 


無事に始発のケーブルカーに
乗車できました。凄い急勾配です。


美女平を出た高原バス
力強く登っていきます。


高原バスの車窓から称名滝が
見えました。


弥陀ヶ原の周辺には
雪がたくさん残っています。


雪の大谷は高さ10mでした。
ルート開通時には18mに達するそうです。


室堂駅の屋上
ここはまだ真冬です。


室堂駅屋上から50m程の所にある
立山玉殿の湧水。プラティバス2に
汲んで帰りました。(マウスオーバー)


ホテル立山のりんどうで立山玉殿の
湧水で作った水出しコーヒー
(限定120杯)を味わいました。


室堂駅隣接の立山自然保護センター
良い勉強になります。




トロリーバスで室堂から大観望へ


山々には雲が掛かっていましたが、
黒部湖・黒部ダムはしっかりと
見ることができました。


高原バスから弥加が激写した雷鳥。
見えますか?
マウスオーバーで拡大します。
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