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 アウトドア日記
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KOA六呂師高原温泉キャンプグランドに行ってきました。幌馬車隊カニ食べ放題オフ (スキー&スノーキャンプ2004)
2004年2月5日 〜 2004年2月8日
 
  


北陸道に入ると雪!雪!雪!
除雪車の後をゆっくり進みます。
   (プロローグ)
毎年恒例のスキー&スノーキャンプの季節がやってきました。日程が決まったのは正月に武田@福井さんのお宅に伺ったとき。今年の2月11日は水曜日で連休にならないのがネックでしたが、その前の週末に決まりました。

(2月5日・木曜日)
帰宅後、準備して出発です。20時頃倉敷ICより山陽道に乗り、東へ向かいます。吉備SAで土産物を買い込み、三木SAで食事休憩をとります。

SA内の道路情報では渋滞表示はなく、快適に道を進めることができそうです。幌馬車隊全国オフの時に大渋滞だった宝塚周辺も渋滞が無く、大阪、京都も無事通過。この分だと予定通り1時には北鯖江PAに到着できそうです。

ナビのVICS情報を見ると北陸道に雪マークの表示。スタッドレスも履いているし、問題ないはずですが、北陸道は少々時間が掛かりそうです。

(雪に行く手を阻まれて・・)
多賀SA手前から渋滞。「事故でもあったのかなあ?」 時折、雪がちらついてきました。道路情報は「雪・北陸道方面は冬用タイヤ規制」になっています。雪が原因の渋滞のようです。北陸道分岐まで随分時間が掛かりましたが、北陸道へ向かう車は少なく、これからは少しピッチが上げられそうです。

米原の検札所でETCゲートを通過する時に、係員に一時停止させられました。「タイヤは冬用タイヤですか?」「ええ、6輪ともスタッドレスです」「この先、かなり積もっていますから、気を付けてください」「はい、わかりました」

大袈裟だなあ・・と思いましたが、少し進むとその理由が分かりました。雪で前方が見にくく、2車線あるはずの車線がどこにあるのか分からない状態です。走行車線だろうと思われる辺りを走行しますが、雪の量は半端ではありません。

しばらく走ると除雪車が前方に入ってくれました。路肩には除雪した雪が積み重なっていきます。スピードは上がりませんが、安全第一、除雪車は頼りになります。

南条SAにすべての車が入るように誘導され、ここでP泊しようと思いましたが、入ってくる車も多く、満杯になりそうな気配です。条件は悪いですが、給油して北鯖江PAまで向かうことにしました。

北鯖江PAで大型車スペースに駐車枠を確保し、コーナーステディをセットしました。就寝準備できたのが2時前、北陸道に入ったのが23時過ぎでしたから、ここまで3時間ほど掛かったことになります。まだ雪は降り続いています・・。明日は大丈夫かな?

(2月6日・金曜日)
7時過ぎに目覚めて、外を確認すると、日が差し青空が覗いています。7時半オープンのPAスナックコーナーで朝食を食べます。

車に積もった雪を落として道を進めます。福井ICで高速を降りて六呂師高原へ。山へ向かうに従い、雪が深くなっていくのが分かります。道も圧雪路に変わってきました。

高原に登っていく道は、要所要所で融雪水が流され、問題ありませんでした。 スキー場からキャンプ場までの道は完全な雪道。この辺りがキャンプ場の入り口のはず・・と、その時大型の除雪車が現れました。あれ?運転席しているのは・・

(登場したのは・・)
除雪車を運転されていたのは管理人さんでした。「今、除雪しているけれど、昼頃までは掛かりそう・・」 そう言われて辺りを見回すと、駐車場もサイトも数mの雪に覆い尽くされています。

スキーに行くにしてもトレーラーが邪魔になります。お願いすると管理棟の前に置かせて頂けることになりました。「じゃあ、管理棟の前まで通れるようにするからついてきてください」 除雪車を巧みに操り、除雪しながら道を下っていきます。管理棟前の雪をどかせてトレーラーの駐車場所を作ってくれました。

管理棟でチェックインの手続きを済ませます。今日は平日。ゆったり滑るチャンスなので、スキージャムを目指します。途中から雪が降り出し、スキー場の駐車場に着く頃には本降りになりました。

(スキージャムも雪に・・)
スキー道具を降ろして、準備しているとトラブルが・・。私のブーツのインナーが調子悪く、今まで騙し騙し履いていたのですが、今回は足が入らない状態になってしまいました。とりあえず今回はレンタルすることにしました。

お昼時でしたので、2Fグランドカフェで食事を済ませました。平日ですので空いていました。

午後券を購入し、いざゲレンデへ。リフトで登れば登るほど雪は激しくなるばかり、寒いというよりも冷たい感じです。リフトを乗り継いでバラエティサイトからファンタジーサイトのBコースへ向かいました。

滑り始めましたが、ブカブカの雪質。しかも雪が多すぎて板が埋もれてしまい思うように滑れません。視界も10mあるでしょうか? 雪のありすぎるゲレンデも困りものです。

寒さと視界の悪さから妻と紘也は下山することに。弥加と私はファンタジーAコースを滑りましたが、平坦なところは雪がブカブカで前に進まず、苦戦します。さすがの弥加も「私も下に降りる」と言い出しました。

無線で妻を呼びますが、応答がありません。下山コースを下っていきました。バラエティサイトの方が多少滑りやすかったです。

リゾートセンターに戻り、この状態でのスキーは困難と判断し、キャンプ場に戻ることにしました。リフト券とレンタル代は勿体ないけれど、仕方ないです。無理は禁物ですから・・。

車はすでに雪だるま状態。雪を降ろしても降ろしても積もっていきます。キャンプ場の除雪が気になります。本当に良く降るなあ・・。

後に無線に出られなかったわけを聞きました。コース端で雪に埋まっていた(笑)そうです。

KOA六呂師高原温泉キャンプグランド
帰りにホームセンターみつわに寄って、食材と紘也の雪用長靴を購入しました。この長靴には底にスリップ防止の折りたたみ式金具が付いています。さすがは雪国です。

ちょうど通勤時間になっていて道は混雑しています。途中のショッピングセンターで江川の水ようかんを発見し購入しました。この水ようかんは、とても美味しいです。福井では水ようかんを冬に食べるのが習慣です。我々の地方では水ようかんは冷やして夏に食べるものなのですが・・。

キャンプ場に戻ると管理棟前で雪に埋もれ、雪と同化しているトレーラーの姿が・・。ここでも随分降ったんだなあ。

積もった雪を降ろして連結し、サイトへ向かいました。水場で給水タンクを満杯にします。サイトには既に宇野さんが設営を済まされていました。設営する場所を決めてバックで押し入れます。このような条件ではユーロムーバは雪の抵抗に負けて役に立ちません。

さあ設営開始です。しばらくすると武田@福井さん、荻原さん、佐々木さんが到着しました。協力してサイトへタオスを押し込みます。タイヤが雪に埋もれてしまうため、大勢の人力が必要になります。

(ええ?)
サファリルームをセットしていると、「子供が下に落ちた〜」の声が。宇野さん、武田さんが駆けつけてくれました。雪の壁の上で遊んでいた弥加が下のサイトに落ちてしまったようです。

スコップを持って宇野さんが下に降りてくれました。上から見ると下までは2m以上あるようです。宇野さんがスコップで足場を固めますが、なかなか上がれません。弥加を下から押し上げてもらい、弥加を引っ張り上げました。宇野さんも足場を確保し、その手をつかんでやっと上がることができました。

幸い弥加に怪我はありませんでした。もし誰も落ちたことに気付いてくれなかったら、とんでもないことになっていました。レスキューしてくれた宇野さん、ありがとうございました。助かりました。

(やっと設営が済み・・)
完成したサファリルームの中でSHCストーブをたき、暖かな空間が確保できました。灯油を燃料とする頼りになる奴です。そのストーブの上で煮込みラーメンを作り、夕食としました。

その後、INUIさん、TSUGEさんが到着されました。子供達はヴィテッセの中でゲームをして楽しみ、大人達は幌馬車隊スクリーンテントの中で楽しい時間を過ごしました。雪は小降りになりましたが、明日はどうだろう? 少し早めに休みました。テントの中では3時頃まで話が尽きなかったとか・・。

(2月7日・土曜日)
7時過ぎに目が覚めました。外に出ると雪は止んでいるようです。昨夜降った雪は10cm位でしょうか? 朝食後、再び雪がちらつき出しました。

(ええ? パート2)
サファリテントに積もった雪を下ろそうと中から数回押し上げたときのことです。サファリテント中央部の横に渡したポールが曲がってしまいました。あっという間の出来事でした。押した拍子に中央部に雪が集まって、その重さがすべて掛かってしまったのが原因です。

中からはどうにもならず、外から妻に雪かきをしてもらって難を逃れ、予備のポールを代用し復元しました。やはり雪下ろしは横着せず、地道に外から降ろしていくのが良いようです。サファリももう少し傾斜を付けるように設営しないといけないな。

どんどん雪の降る量が多くなっていきます。雪を下ろしてはくつろぎ、また雪を下ろしてはくつろぐ・・。この繰り返しです。

(スノーシュー)
昼頃に雪は一段落。スノーシューを履いて、雪の上を歩いてみました。雪が深すぎてラッセルしないと前に進むことができません。足場を固めては次の足場を作る・・この繰り返しでサイトの上に道を付けました。作った道は、後に子供達の遊び場になっていました。雪が深い・・深すぎる・・。

(温泉)
妻と2人で六呂師高原温泉ピクニックガーデンに行きました。この温泉はキャンプ場内にあり、キャンプ場利用者は無料で利用することができます。子供達は子供達同士で別に行くそうです。

風呂から出ると再び雪が・・。のんびりできると思ったのですが、甘かったようです。また雪との格闘が始まりました。

(カニ・・)
池田@愛媛さんご夫妻とカニを満載した車で武田さんが戻ってきました。池田さんはこんなに積もった雪を見るのは初めてということでした。

そして期待していたカニも大振りで美味そうです。毎年毎年ありがとうございます。夕食に炭で焼いて頂きました。旨いカニを食べるときには終始無言。最高の食材に感謝感謝です。本当に旨かったなあ。

この夜もスクリーンテントに集まって、遅くまで杯を傾けながら笑い声が絶えませんでした。この日、残念ながらスキーには行けませんでしたが、六呂師高原スキー場では昼頃にリフトを1時間ほど止めて圧雪車も入ったりして、条件が悪かったと聞きました。逆に言えば、隣接のスキー場で営業時間内に圧雪車が入るほどの雪だったことになります。今回はスキー運に見放されたようです。

武田さんからこの近くで学生の登山パーティが雪のため孤立しているとの情報がありました。六呂師高原でこの状態ですから、山はもっと凄い状態でしょう。大丈夫でしょうか?

(2月8日・日曜日)
朝、除雪車の音で目が覚めました。着替えて外へ出てみると、サイト中央の通路に集められた雪を除雪してくれたようです。早起きされた武田さん達が車やトレーラーの前にうずたかく積もっていた雪をどかしてくれていました。

(雪との格闘)
降りしきる雪の中、雪の中からトレーラーと車を掘り出す作業に明け暮れました。なんとか形になったのは昼頃でしょうか・・。重労働です。でも、みんな「大変」と言いながら、楽しんでいる様子。そしてトレーラーを連結するときには、何も言わなくても手伝いあう・・そんな光景がありました。良いものです。

最後に残ったのは我が家と武田さん達。スクリーンテントで恒例の弥加の誕生日が祝われました。みんなで祝ってもらえる弥加は幸せ者です。

そして、トレーラーをサイトから牽きだし、記念撮影を行いました。この写真を帰ってからじっくり拡大してみると、みんないい顔しています。あっという間だったけれど、楽しかったなあ。

(さあ帰ろう)
みなさんに送られてキャンプ場を後にしたのは15時半頃。山を下りてVIOでお土産と夕食を仕入れました。山を離れるに従って雪は少なくなっていき、高速道の路面には雪がない状態でした。

心配した渋滞もなく、順調に道を進めることができました。倉敷に到着して荷物を降ろし時計を見ると23時でした。

トレーラーを利用してのスキー&スノーキャンプは4年目ですが、今回が一番雪の多かったキャンプになりました。毎回毎回、色々な経験ができ、どれも良い思い出です。気の早い話ですが、来年も楽しみです。武田さ〜ん、来年もよろしくお願いしま〜す。

(その後、大学生の登山パーティーは無事救出されました。地図を確認するとキャンプしていた場所から直線で約8キロ、スキージャムからは約5キロのところでの出来事でした。)

2004.04.03

(今回の参加者の方々)
武田@福井さんファミリー、荻原さん、佐々木さん、平井@宝塚さんファミリー、池田@愛媛さんファミリー、吉田@熊谷さんファミリー、INUIさんファミリー、masaさんファミリー、TSUGEさんファミリー、宇野さんファミリーの10ファミリー、トレーラーは7台でした。
 


北鯖江PAでP泊しました。


国道から六呂師高原に向かう道に
入ると・・。


サファリテント内はSHCストーブで
暖房しました。頼りになる奴です。


今年も期待を裏切らなかった
越前ガニ!


タオスの屋根に登って雪下ろしする
佐々木さんと武田さん。


サイトの通路を除雪する大型除雪車。
ハンドルを握るのは管理人さんです。


今年も弥加の誕生日を
祝ってもらいました。


ご満悦の弥加と子供達


幌馬車隊の記念撮影



右が江川の水ようかん、
なかなか手に入りません。

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