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 アウトドア日記
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青木湖キャンプ場へ行って来ました。(スキー&スノーキャンプ2001・パート1)
2001年2月9日 〜 2001年2月12日
 
  


静寂の中、シェルターで楽しい時間
   (プロローグ)
タオスを購入して是非実現したかったのが、スノーキャンプ&スキーでした。実は昨年同じ日程で企画したのですが、実現できませんでした。

今回の計画を練り始めたのが昨年11月末、富士西湖での幌馬車隊の集いの後でした。場所の選定には次のような条件を付けました。

・オートキャンプ場(電源が使える)
・スキー場が近い。できれば隣で歩いていけるとか・・
・近くに温泉があれば最高
・子供がいるので初心者コースが充実&子供料金がある
・高速のICから比較的近い
・食材のお店が近い
という贅沢な条件です。

本やネットでの情報とスキー場に詳しい武田さんに私信で相談した結果、場所を青木湖キャンプ場、日程を2月10日より12日の2泊3日とすることに決めました。全ての条件に当てはまるわけではないですが・・。

早速キャンプ場に電話すると、「サイトは空いています」ということでお願いしました。真冬のスノーキャンプ&スキー、誰か一緒に?と思って掲示板にUPしたところ、武田さんとBigbooさんから参加表明を頂きました。

青木湖キャンプ場は電話予約の後、予約金を振り込む必要があります。その際にメールアドレスを記載しておくと、PDFファイルで受領証などがメールで送られてきます。このような予約形態は初めてです。

最終的に参加されたのは、武田さん、平井さんと我が家の3組でした。

(準備)
掲示板でスノーキャンプのアドバイスを沢山頂きました。阿部さんの豪雪体験、末谷さん達の極寒体験のレポートでタオスの基本性能の高さを知り、問題ないと安心しましたが、大自然の懐に飛び込むのですから、十分な準備をしておく方がより快適である事も分かりました。

今回の準備として、ヘッドのエスティマは毎年スキーに使うため冬はスキー仕様(スタッドレスタイヤやウオッシャー液などは冬用)になりますので、通常通りです。

タオスには新装備を施しました。タイヤをスタッドレスに変更、セラミックヒーターを1つ追加して2つにしました。阿部さんのレポートから結露防止のためフォールディング部分へほかほか(断熱)シートを立ち上げ、スキー服など衣類が多いためルーフ部分に突っ張り棒を2本設置して掛けられるようにしました。また、外気温度が分かるように以前車に付けていたダブルサーモ(内気温・外気温を表示する温度計)を取り付けました。

(信州に向けていざ出発!)
2月9日(金曜日)の夕方16時半に倉敷を出発しました。山陽道→中国道→名神高速→中央道→長野道と乗り継いで、「三木SA」で食事休憩、「養老SA」で給油を行い、「みどり湖PA」に到着したのが23時過ぎでした。

名神高速からはスキーに向かう車が「割といるな」という感じでした。もう一つ先の「梓川SA」か、行けるならスキー場近くまで行こうかなと思いましたが、「みどり湖PA」には車が少なく、ゆっくりできそうだったので、タオスを設営してP泊する事に決めました。バッテリーでFFヒータを作動させ、ぬくぬくで就寝しました。ですが、ここでのP泊が間違いだったことは翌日分かりました。

(起きてみると周りは大混雑)
ぐっすりと休んで朝を迎えた2月10日(土曜日)7時前、やけに周りが騒がしいな?と思いながら、長男をトイレに連れていこうとドアを開けると、「車だらけ!」PAは満車で通路まで溢れていました。女性用トイレには長い列が・・。直ぐにタオスを畳み、出発しました。高速道路へ入ってから、VICS情報を受信したナビは「渋滞」の表示だらけでした・・。「しまった・・」

渋滞の中を「梓川SA」にてトイレ休憩をしました。ここも凄かったです。ただ、トイレは数が多いためか「みどり湖PA」よりはマシだったようです。給油所には長蛇の列ができていました。ここでの給油はあきらめ、再び渋滞の中を「豊科IC」へ向かい、高速を降りて最初のスタンドで給油しました。一般道も要所要所は長蛇の列で、凄い渋滞でした。

(やっとキャンプ場に到着 「青木湖キャンプ場」)
渋滞を抜け、青木湖に到着しました。スキー場の駐車場係りの方にキャンプ場の場所を聞くと「この先」と言われ、道を進めました。少し広い場所(バスの転回場)があり、その先は一車線でした。その道の直ぐ右側に青木湖キャンプ場Pと看板があり、右折して下っていく道が見えましたが、「降りていって、もし違っていたら・・」と思い、バスの転回場付近に停車し、妻に聞いてきてもらうことにしました。戻ってきた妻に「キャンプ場の手続きが済んだら案内してくれるから、センターハウス前に来て」と言われ従いました。

Pの方に曲がらず、一車線の道をセンターハウス前で停車し待っている間、渋滞の原因になってしまいました。チェックインの手続き終了後に出てきた妻が持っていた地図によると、先ほどのPの方に入っていくようになっていました。後で考えたら「トレーラーで来ていたこと」を考慮してくれていなかったようです。

Uターンの場所を探し、ホテルブルーレイク前の車寄せで回させてもらいました。センターハウスを再び通り過ぎ、今度は左折で入ろうとするのですが、狭くて断念。バス転回場で再びUターンして、右折で入りました。ここはかなりな角度で下っていて、しかも路面があまり良くありませんでした。タイヤは良くグリップし無事に下ることができました。この時、この坂が帰るときに問題になるとは、考えてもいませんでした・・。

到着したのはちょうどお昼でした。本来の計画通りではあるのですが、「昨日夜にもう少し走っておけばなあ」と反省しました。タオスを切り離して設置するのに補助輪が雪に埋まって大変でしたが、妻と2人で設置し設営しました。雪の深さは5〜10センチ程度でした。タオスのオーニングは末谷さんからのアドバイスで張らないことにしました。

キャンプ場の入り口やセンターハウスの件は、後続の平井さん、武田さんも困ると思ったので電話しておきました。

青木湖キャンプ場はサンアルピナ青木湖スキー場に道一つ隔てて隣接していて、スキー場の駐車場とホテルブルーレイクを結ぶ一車線道路の間にあります。通年営業しています。

サイトはセンターハウスから下に棚田状に配置されています。私たちが利用したのはその1段5サイトの奥から3サイト分でした。行き止まりでしたので車は通路に止めることができ多少余裕がありました。手前の2サイトにはテントキャンパーが来ていました。私たちの一段下のサイトにはモンベルのスノーキャンプが開催されていました。その下には青木湖があります。青木湖は氷結していました。

サイトの位置は分かりにくかったです。案内板はあるのでしょうが、雪で見えません。センターハウスにはお湯がでる流しや浴室がありますが、サイトの水場はゲストルームの入り口に水道があるだけです。この水道は使用するときに他人の家に勝手に入っていく感じがして使いにくかったです。トイレは凍結対策か、泡がゆっくり流れてくるタイプでした。このキャンプ場はオートキャンプ場として設計されたものでは無いようで、サイトは6m四方位でしょうか?狭めで、通路も狭めです。

(メーリングリストの方たちとお会いして・・)
設営後にタオス内で簡単に昼食をとりました。平井さんも到着し、私たちがスキーの準備をしていると、私も参加しているTML(トレーラー・メーリング・リスト)の須山さん、櫛田さんがご挨拶に見えました。私は専ら読む方が多いのですが、実際にお会いすると感激しました。

(子供達の信州初デビュー 「サンアルピナ青木湖スキー場」)
スキー場はキャンプ場から少し登りますが、そんなに遠くありません。キャンプ場の利用者が全てスキー場を利用するわけではないでしょうし、このくらい離れている方が静かで良いかも知れません。

キャンプ場のセンターハウスでスキー料金を尋ねると大人の半日券はキャンプ場の方が安かった(3000円→2500円)ので、キャンプ場で購入し、子供半日券は扱っていなかったのでスキー場で購入(2000円)しました。このスキー場のチケットはICチケットで保証金が別途1000円必要です。リフト券はサンアルピナ京急青木湖スキー場サンアルピナ鹿島槍スキー場サンアルピナ白馬さのさかスキー場の共通です。

リフトは15分待ち程度で子供達とゆっくり滑りました。子供達は今シーズン2度目のスキーです。3本滑って早めに休憩しました。休憩後、子供達は大量の雪で大喜び、ゲレンデの下で雪遊びに興じていました。その間にリフト終了まで妻とスキーをして過ごしました。子供達は半日券の元が取れませんでし・・。

(露天風呂は最高!「ゆーぷる木崎湖」)
サイトに戻ると武田さんとその友人の佐々木さんが到着していました。夕食の準備だけして、我が家は先に温泉に行かせてもらいました。国道が少し渋滞していて、温泉まで約40分かかりました。この温泉はプール併設で食事施設もあります。温泉自体は広い方ではありませんが、雪を見ながらの露天風呂、空には星が出ていて、温泉気分を十分に味わうことができました。いつもなら「早くあがろう」を連発する息子が、長湯していました。気持ちいいのが分かるのでしょう。

  (モバイルで掲示板にカキコ)
温泉から帰って子供達に食事を食べさせ、寝かしつけている間に、今回の秘密兵器(ちょっと大袈裟?)ノートパソコン&携帯電話を使って、初めての実況中継を行いました。通信スピード(9800BPS)は物足りないですが、掲示板のカキコにはあまり支障はありませんでした。こうしたことができるのも、IT時代に生まれた幸運でしょうか? でも、カキコしてレスポンス頂いたのが、とても嬉しかったです。この時の外気温度は−1.2℃でした。

(夕食は激辛鍋と・・)
武田さん・平井さんの設営したシェルターに伺いました。スパークリングワインやお酒、それから激辛の鍋料理を味わいながら語らいました。いやー、激辛鍋は旨かった! しかも汗が出るくらい体が温まります。それから「伝心」というお酒も美味かったです。

シェルターの中は、武田さんの雪道の話やバイクの話などで楽しく過ごせました。皆さん無茶していますね! 妻が元ライダーですので、盛り上がっていました。遅れて到着する方がいるということでしたが、先に休ませてもらいました。

(最低気温を記録!)
就寝時はセラミックヒーター2つ(約600W×2)を点けたまま休みましたが、1時頃余りの寒さに目が覚めました。子供達もいつもならシェラフを蹴飛ばして寝ていますが、シェラフ+毛布で寝ていました。そこで、温存(?)していたFFヒーターを作動させました。やはり強力です。短時間で内部温度が上昇していくのがわかります。かなり低めに温度設定をしていましたが、朝起きたら子供達はいつも通りシェラフを蹴飛ばして寝ていました。

夜中2時過ぎに長男が「トイレ!」と言い、一緒に行きましたが、突き刺すように痛い寒さでした。帰ってから外気温計を見ると−17℃! 最初は−1.7℃と思いましたが、点はありませんでした。翌日武田さんに話をすると「1時半くらいまで飲んでいたが、寒いなと思った。雪が降ってなく、放射冷却で寒かったんでしょう」と言うことでした。多少の誤差はあるかも知れませんが、寒いはずです。子供達には「冷蔵庫の冷凍室くらい寒かったんだよ。」と説明しておきました。

タオスのFFヒーターは設定温度を維持するように自動運転し、ファンで温風を吹き出すタイプです。セラミックヒーターとは比べ物にならないくらい強力です。試すことはできませんが、「まだまだいける!」という感じです。ただ、LPガスボンベが気化熱により熱を奪われ、ボンベ自体が凍ってしまう事を防止するのが重要だと思いました。凍ってしまうと低温に強いLPガスも気化できず、ガスが出なくなります。末谷さんのアドバイス通りカイロをボンベに2枚張り付けたので、霜知らずで凍り付きませんでした。

ついに我々も極寒体験をしました。
パート2に続く・・

2001.02.14



2001.4.8
 


たき火を維持する武田さんと佐々木さん


タオスの結露対策(ほかほかシート)


タオスのルーフに突っ張り棒を設置
(写真中央と右下の2本)
ウェアの片づけに大活躍


暖かなタオス車内(外は寒そうでしょ)


モバイル環境(B5ノート+携帯電話)


内気温と外気温を表示するダブルサーモ
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