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 アウトドア日記
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四国三郎の郷へ行ってきました。(パート1)
2003年9月12日 〜 2003年9月15日
 
  

大歩危小歩危は濁流状態でした。
川下りもお預けです。
   (プロローグ)
あっという間に夏休みも終わろうとしています。今年の夏休み前半は、子ども達が福井県にホームステイしていたので、いつもの夏休みと勝手が違います。さて、9月の連休はどこに行こう?

行ったことのないキャンプ場も良いなあ・・。どこか空いてそうなキャンプ場はないかな? キャンプ場ガイドとインターネットで情報を集めます。

(予約)
前から候補の一つだった四国三郎の郷(さと)。ホームページの施設空き情報によると、キャンピングカーサイトに空きがありました。早速、電話すると区画サイトは満杯、キャンピングカーサイトには空きがありお願いすることにしました。8月31日のことです。

このキャンプ場は2001年にオープンしたばかり、徳島県営のキャンプ場です。区画サイトにトレーラーの押入もOKということでした。また、サイトのキャンセルの可能性もあり、数日前に電話して空いていれば区画サイトに変更も可能とのこと。受付の電話の印象も良く、好感が持てます。

後は天候次第。9月となると気になるのは台風。来なければいいなあ。

(台風)
9月の第2週に入ってから、週末の予報が怪しくなっています。「あれ?」なんと台風が接近していました。かなり大型の台風で、進路が気になります。

当初は9月13日の朝出発の予定でしたが、この頃日本海を台風が通過する模様です。12日の夜であれば最接近する前に四国に渡れそうです。瀬戸大橋が風で通行止めになることも充分に考えられ、12日の夜に出発することに決めました。

(9月12日・金曜日)
昼にキャンプ場に電話を入れると、区画サイトにキャンセルがあり、そちらに変更してもらうことができました。この天気ですからキャンセルが多数出ている模様です。

仕事を終え、Aプライスの営業時間ぎりぎりに飛び込んで、焼き鳥とお肉、フライドポテトなど食材を購入することができました。このお店では業務用食材を格安で購入することができます。心配した風は、あまり強くありませんが、雨が降ったり止んだりの状態です。

荷物を積み込み、入浴を済ませて家を出たのは20時30分。明日の朝食などを買うためにコンビニに寄って、倉敷ICから山陽道に乗り、瀬戸中央道へつなぎます。走行時に心配された雨もそれほどでもなく、風の影響も余りありませんでしたが、児島ICのあたりから四国方面に稲妻が見えます。どうも四国は雷雨のようです。

(雷雨の中を)
瀬戸大橋を渡り、高松道へ。四国は雷雨に襲われていました。さぬき豊中あたりでは、土砂降りで前も見にくい状態、しかも時折、雷で前が真っ白になります。風は強くないので走行にあまり支障はありませんが、緊張を強いられます。それを余所に妻と子ども達は夢の中でした。途中、雷の音で弥加が目を覚まし、「すごい雨じゃなぁ。大丈夫?」と一言。しばらく前を見つめていましたが、再び夢の中へ避難してしまいました。

川之江JCTから高知道へ、そして川之江東JCTから徳島道へ道をつなぎます。この方面へ向かうのは私の車だけ。道は山と山の間を縫い、トンネルが続きます。山に挟まれているせいか、雨も小降りで降ったり止んだりの天気です。目的地の吉野川SAに到着したのは23時頃でした。

(吉野川SA)
SAには普通車が5台ほどとトラックが数台、各々休憩や仮眠をしているようです。終点の徳島まで、距離も短いし、長距離トラックのアイドリングに悩まされることもなさそうです。大型車枠にコーナーステディを出してP泊準備完了です。

冷蔵庫から酎ハイを出して寝酒としました。時折、強い雨が降っています。明日の天気を気にしながら床につきました。

(9月13日・土曜日)
近くに停車したバスのアイドリング音で目が覚めました。シェードの隙間から漏れる光は強く、天候が回復していることが分かりました。台風は予報通り、日本海を通過してくれたようです。時計を見ると7時半。ちょうど起きる時間でした。

コンビニで買った弁当で朝食を済ませました。SAには次々と観光バスが立ち寄っていきます。皆、不思議そうにトレーラーを眺めていきます。珍しいのでしょう。

8時15分頃、給油を済ませ、吉野川SAを出発しました。美馬ICで高速を降り、国道438号を経由し県道12号を西に道を進めます。キャンプ場には9時過ぎに到着です。

(キャンプ場到着)
観光のため、トレーラーを駐車場端に駐車させていただき、チェックインの手続きだけ済ませていただきました。四国の道路は狭いところが多いので、助かります。

(大歩危・小歩危)
トレーラーを切り離したので、走行もずいぶん楽になりました。県道12号から国道192号、国道32号につないで大歩危・小歩危を目指しました。このあたりの国道は古くから整備されている道ですから、走行に問題ありません。ナビの指示に従って約1時間で到着です。

小歩危を車窓から眺め、「ドライブインまんなか」に到着。駐車場から下をのぞくと、黄土色の水が濁流となって流れていました。中にはいるとガラス越しに大歩危峡を眺めることができます。川下りで水面から絶景を眺めることができるのですが、残念ながら今日は「欠航」。次回は楽しんでみたいと思います。

店の中にはmont・bellのコーナーがあり、財布など数点を買い求めました。土産物をみるより、こちらを物色している方が長かったような・・。

(祖谷のかずら橋)
大歩危から少し南へ下り、橋を渡って山城・東祖谷山線を経由し、「祖谷のかずら橋」へ向かいます。近くになると道幅が狭くなってきます。大歩危から約20分くらいでしょうか、近くの駐車場に駐車しました。この駐車場は無人で箱の中に200円を入れるようになっています。かずら橋は目の前です。

かずら橋は高山に自生しているシラクチカズラという「かずら(つる)」を、極寒の冬場に採取して、火であぶり柔らかくして編みながら谷に架けるそうです。昔の人はよく考えたものです。

「800年前に平家の落人が、追っ手から逃れるためにすぐに切って落とせるために作った」という説や「慣れていないと激しくゆれるので、渡り方や身のこなしを見て土地の人と偵察に来た者とを判別するため作った」「弘法大師が祖谷に入村された時に、村人が困っているのでおかけになった」など色々な説があるそうです。

私は渡ったことがあるので、子ども達が渡るところを撮影することにしました。かずら橋のすぐ下流にはちゃんとした橋が架かっています。カメラを構えて待っていると、観光客の合間を弥加が渡ってきました。その後、随分距離を開けて紘也と妻の姿がありました。かなり揺れるようで、しがみつきながら渡ってきます。良い写真が撮れました。初めて渡る橋はどうだったのかな? どうもちょっと怖かったようです。

渡った後は、少し奥にある「びわの滝」を見ました。高さが50mあり、近くに行くとなかなか迫力があります。帰り道、祖谷そばや地鶏の親子丼などめいめいが好きなものを注文し、お昼としました。

(奥祖谷二重かずら橋)
美馬まで来た道を帰っても良いのですが、地図上には剣山を通って帰る道もあり、そちらを選択しました。明日の登山の下見にもなります。国道439号線と道を進めます。

やはり四国の国道は凄かった。道も細く、舗装はしてありますが、川沿いを細い道が続きます。約40分ほどで奥祖谷二重かずら橋に到着しました。

入場券を買って、歩いて道を下ります。かずら橋が見えてきました。先ほどのかずら橋と違って、人もあまりいなく、良い雰囲気でした。川も近く足下もよく見えて迫力があります。男橋を渡り、少し上流の女橋を渡ります。

その奥には野猿(川を渡る籠状の乗り物)があります。子ども達が怖がったので、妻と2人で乗って対岸へ渡りました。TVで見たことはあったのですが、乗るのは初めて。不思議な乗り物です。それを見て安心したのか、弥加と妻が再び乗って遊んでいました。真ん中からはロープを引っぱるのに力が必要です。

この野猿の到着地点はキャンプ場にもなっています。水場やトイレなど簡単な設備があるだけのシンプルな作りですが、ここでキャンプするには道具をかずら橋か野猿で運ぶしかありません。

(剣山)
道を進めて剣山へ。山へどんどん上がっていきます。子ども達はキャンプ場に早く帰りたいらしく、リフト乗り場を確かめるだけで、美馬へ下る道を選択しました。これがなかなか凄い道でカーブの連続、しかも1車線の道が続きます。リフトからは約1時間このような道が連続します。こんな道なら、リフトに乗って登山も済ませておけば良かったなあと反省です。

(キャンプ場に戻って)
やっと美馬へ到着し、スーパーで食材を調達しキャンプ場に戻りました。駐車場でトレーラーを連結、カードをさしてバーを開け、5番サイトに設営しました。

設営をしていると目の前をクナウス500が通り過ぎていきました。500はやはり大きい。誰だろう?

今回は、新調したグッズも使ってみることにしていました。天候も問題なさそうでしたので、レクタを設営しました。驚くことに、このキャンプ場の区画サイトはトレーラーの前にレクタを設営しても、まだ余裕があります。隣のサイトとも少し間が空いていて、奥側も広く間がとってあります。さすがは県営のキャンプ場です。

(新しいグッズ達)
スノーピークのワンアクションテーブルロング、スタンドネット天板付きは、しっかりしたテーブルで、広く使いやすいです。今までロールテーブルを使用していましたが、天板の隙間で物が倒れたり、子どもがさばると傾く欠点がありました。このテーブルはそんな心配は無用です。

ユニフレのキッチンテーブルは、ワンタッチで広げることができ、幅も広く便利です。ランタンポールも取り付け、快適なキッチンができあがりました。スノーピークのキッチンテーブルと併用しようと思います。

先ほどのクナウスは北代@香川さんでした。ご挨拶を受け、しばしお話しすることができました。明日は岡田@香川さんが合流するとの事でした。TMLの方々とお会いできるとは思っていませんでした。

(ローラーシューズ)
子ども達がサイト前でローラーシューズの練習を始めました。スニーカーの踵部分にウィール(ローラー)が付いていて、つま先をあげると滑っていくシューズです。Heelysのシューズ(2003年春モデル)を購入しました。結構難しそうです。私の腕に捕まって、練習を繰り返していました。紘也が買ったのは24cmでしたので、それを借りて妻もチャレンジしていました。

(紅葉温泉)
キャンプ場から近い紅葉温泉に行きました。案内標識に従って、県道から山へまっすぐに上がっていきます。標識がたくさん出ているので迷うこともありません。炭酸水素ナトリウム泉の湯は、肌がつるつるになり、気持ちよい温泉でした。子ども達もお気に入りになったようです。スタンプカードを作ってくれましたが、25回入浴することができるかな? とりあえず今回は4つ貯まりました。期限はないということでしたが・・。

(夕食)
夕食はユニセラを使ってテーブル上で焼き肉をしました。夜になっても思ったほど気温は下がらず、レクタの下は開放的で快適です。最近、家族だけのキャンプから遠ざかっていて、4人だけでテーブルを囲む食事も良いものだなと感じることができました。もちろん、グループで食べる食事も良いものですが、たまにはこんなのも良いかな。

タープから出ると星がたくさん。火星も赤く大きく見えました。食事後、しばらくテーブルの雰囲気を味わった後、子ども達はトレーラーへ。妻と2人でのんびりとタープの下で過ごし、22時過ぎに休みました。明日は良い天気になりそうです。

2003.09.28

                 >>パート2へ続く
 


かずら橋に向かいます。
子ども達は分かっているのかな?


紘也はしっかりとつかまって
ゆっくりと進みます。


無事に渡れたぁ!

びわの滝も迫力満点です。

こちらは奥祖谷二重かずら橋です。
山の雰囲気といい、こちらの方が、
観光客も少なくお勧めです。


足下は迫力満点です。


野猿は面白い乗り物です。


ローラーシューズで遊ぶ子ども達。
なかなか難しそうです。


レクタの下で焼き肉をしました。
たまには家族だけも良いものです。

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