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ワールドカップ2002 KOREA・JAPAN観戦レポート
大分(スウェーデン対セネガル戦)パート2
2002年6月16日

試合1時間前のビッグアイ。広く美しいスタジアムです。
 
  


ビッグアイの美しい曲線
   ビッグアイ)
会場までは少し距離があります。少し下りながら右に回っていくと、ありました。ビックアイ。昨年春完成したばかりの曲線美が美しい優雅なスタジアムです。入り口で手荷物検査を受け、金属探知器でチェックを受けました。なかでもペットボトルは厳しいチェックで、持っていた水のボトルは「ふたを開けるよう」に指示され「先にあるテントで中身を紙コップに移すよう」言われ、指示に従いました。

会場内に入ると国際色豊かで、様々な様相のサポーターが目に付きました。スタジアムに入ってしまうと出られないという放送をしていましたし、まだ14時前でしたので、植え込みの影に座ってのんびりしました。日差しが強く、暑かったですが、湿度はあまり感じられず風が心地よかったです。息子はマクドナルドでもらったおもちゃで遊んでいました。ワールドカップのマスコットがオーバーヘッドキックをするおもちゃなのですが、良くできていて面白かったです。傍らでは大声コンテストやフリーキックゲームなどが行われていました。

チケットにはE2ゲート、B4ブロック、K列296とL列296の表示がされています。どうもE2とはEastのようです。つまり東側スタンド・・と言うことは、日陰がない・・暑い・・かナ?

スタジアムに入ったのは14時半頃でした。試合まで1時間あります。チケットには8色の色が印刷されていて、1つを除いて*マークが印刷されています。残った色がゲートを表しています。このシステムは単純明快でとても良いシステムだと思います。スタジアム入場後も各入り口ではチケット確認が行われていました。

息子は初めてのスタジアムで目を輝かせていました。残念ながら隣同士ではなく縦に並ぶ配置だったのですが、「どっちに座る?」「前が良い!」来る前には「後ろが良い」と言っていたのですが・・。位置的にはバックスタンド中程、高さ的にも前よりのシートでした。

直射日光があたって暑かったので、2人でジュースを買いに行きました。かなり並んでいましたが、コーラを2つ買いました。外では150円でしたが、中は250円でした。ペットボトルでの販売ですが、ふたを開けた上に大きな紙コップをかぶせてくれます。

グッズを販売している店でうちわを2つ、公式パンフレットを買いました。どちらもスタジアム販売のみのグッズということです。暑かったですが、シートに座って試合が始まるのを待ちました。息子はゲームをして待っていましたが、「上の影のところでゲームしてくる」と上がっていきました。しばらくすると両国の選手がピッチで練習を始めました。

(試合前)
息子の左隣に座った男性と私のひとつ右隣の女性がペアのようです。お話しして場所を代わっていただきました。私は息子と隣同士になりますし、私の隣もシート1つですから、おひとりの筈。最終的に代わっていただいた方も隣同士に座ることができました。インターネットによる自動座席確保プログラムの関係か、キャンセルの具合か不明ですが、近くですが離ればなれになってしまった方が多く、代わってもらっている人が目立ちました。結果的には良かったです。

大型ビジョンではワールドカップの画像が流されテーマ曲が鳴り響きます。ムードが盛り上がっていきます。スタジアムではウェーブが起こり、何度も通り過ぎました。息子はウェーブが初めてで「ひとりひとりがタイミングを合わせて応援してるんだよ」と、教えました。その後は喜んでウェーブのひとりになっていました。

(選手入場、そして・・)
国旗に続いて選手の入場です。いつもはテレビで見ている光景が目の前で行われています。国歌演奏は起立して行われました。ワールドカップは国と国の激突です。静粛な気持ちになります。入場者総数は3万9747人だったそうです。

セレモニーが終わり、選手たちがピッチに散らばっていきました。やはり選手は大きい。手前にいるスタッフの方が小さく見え、遠近感がおかしくなります。そしてキックオフ!

ピッチの中を選手が走り回り、ボールが飛び回ります。大柄な選手がぶつかり合い、ボールを蹴る音が響きます。やはり本物は迫力が違います。息子に「どっちを応援する?」「緑のユニフォームは、どこの国?」「セネガルだよ。アフリカの国」「セネガルを応援する!」我が家の応援はセネガルに決まりました。今大会セネガルはフランスを破って調子に乗っています。サポーターの数は圧倒的にスウェーデンの方が多く、セネガルのサポーターは少数で、打楽器による応援を行っていました。

(試合は・・)
良いプレーが出るたびにスタンドは沸き返ります。テレビと違って360度から声援が聞こえます。雰囲気に圧倒されました。前半11分でGKに競り勝ったラーションがたたきつけるようなヘディングシュートをゴール左に。スウェーデン先制! 凄い歓声でした。息子に「1点取られたな。でもまだ時間沢山あるからな。」

白熱した試合が続きます。先制ゴールまではスウェーデンペースかな?と思いましたが、次第にボールはセネガルが支配するようになりました。次のゴールは前半37分、ディウフからのヘディングがファーサイドにいたH・カマラに渡り、DFのマークをはずして右に素早くシュートを放ち同点ゴール! アッという間の出来事でした。この頃からスタンドではセネガルを応援する声が増えてきました。ボールキープに優れたセネガルのサッカーは見事でした。しかもFWの突破力は凄かったです。

(ハーフタイム)
前半が済み、息子とトイレに行きましたが、長い行列でした。その後、水を買おうと店の列に並びましたが、「ビール以外は売り切れ」の声が。息子は「水が欲しいよ〜」、他の店に並んだ頃には後半戦がスタートしていました。「僕、先に返って見よるから」「もし、席が分からなかったら戻っておいで」「うん!」試合に夢中になっているようです。

数カ所の店に並びましたが、ビール以外はすべて売り切れで、水を手にすることなく席に戻りました。「水、買えんかったから、我慢しい」 ペットボトルが持ち込み可であれば問題ないのに。試合は白熱し、日も次第に陰ってきて救われました。

(延長戦)
2次リーグでは引き分けはありません。後半戦は前半スウェーデンがボールを支配していましたが、暑さに体力を消耗したのか後半はセネガルの良いところが続きます。でも、後一息が決まりません。後半終了前のセネガルの猛攻に立ち上がっての応援が目立ちます。そして「セネガル」コール。

ついに延長戦に突入です。息子に延長戦の説明をして、「良かったな。まだ見れるぞ!」「うん! 得したね!」 そして再びウェーブが起こりました。好勝負に凄い応援、場内の盛り上がりは最高潮に達していました。

延長戦はスウェーデンの総攻撃で始まりました。セネガルが守りきり、延長前半14分にそれは起こりました。ファイが縦パスをゴール近くに放り込み、ゴール右のチャウが見事なヒールパス。会場も意表をつかれ「おお〜!!」最後はH・カマラが中央から巧みなドリブルでDFをかわしゴール左にシュート! ボールは左ポストに当たって入り、ゴールデンゴール!

「やったあ〜」「凄い凄い!」スタンドは総立ちです。息子と「すげえなあ。セネガル勝ったで!」 ピッチではセネガルの選手が大喜び、スウェーデンの選手は倒れ込んで動こうとはしませんでした。

大喜びのシーンをじっくりと見たかったのですが、延長戦に入って帰りの時間が迫っていました。4万人が帰るわけですから少しでも早く出なければなりません。「さあ帰るぞ」息子の手を取って、会場を後にしました。のどが渇いたようですが、我慢させました。「大分駅に着いたら買おうな」それから後は、何も言わず我慢していました。強くなったものです。

(シャトルバス)
シャトルバスの運行は見事でした。余り待つこともなく乗り込み座ることができました。大分駅に着いて構内で水とコロコロコミックを買い、改札の列に並びました。19時45分の特急に乗れれば、小倉発のぞみに間に合う予定です。18時半、まだ1時間少しありますから大丈夫のはずです。

改札はホームが混雑しているため、改札制限をしていました。臨時の特急も増発されています。20分くらい待って臨時のソニック90号、19時13分発の案内となり改札が開きました。息子と改札からダッシュです。ラッキーにも席を確保することができました。結局、出発は19時半過ぎになりました。車内は満員状態でした。

「小倉に着いたらご飯食べような」前日に妻が焼いてくれたパンと買ったばかりの水を飲み、お腹を満たしました。この水は最高に美味かったです。息子はゲームをしたり、本を読んだりして過ごしていました。車内は観戦で疲れ切って眠る人、通路に座って寝ている人も多かったです。私も30分くらいウトウトしていました。

(小倉)
途中何度も信号待ちがあって、小倉に着いたのは21時頃でした。残念ながら駅構内の食堂は既に閉まっていて、売店の弁当やパン類もすべて売り切れでした。仕方なく、お菓子とお腹に足りそうな蒲鉾などの練り製品とお茶類を買って、新幹線ホームに上がりました。21時26分発のぞみ502号のチケットを前日に買っておいて正解でした。券売所は混雑していました。

後発の臨時特急との接続のために、のぞみは16分遅れで小倉を出発しました。停車する各駅での接続を調整する作業が行われ、放送が何度も流れました。小倉駅ホームに入ってきたときにはガラガラでしたが、かなりの座席が埋まっていました。

駅で買った食べ物で食事を済ませ、一息つきました。今日1日の食生活はほめられたものではありませんが、仕方ないですね。息子は広島に着く手前で寝てしまいました。朝早くからの過酷なスケジュールでしたが、よく頑張ってくれました。すやすやと眠っている息子の頭をなでながら、「よく頑張ったなあ。大きくなったなあ。お父さん、感心したぞ。今日は良い試合を見て色々経験したな。しっかり覚えといてな。」

(岡山から倉敷へ)
新倉敷を通過した辺りで、一度起こしましたが、半分寝たままの状態です。リュックを背負わせ、岡山駅で降りました。のぞみの車内放送では接続電車の状況が分からず、発車を待っていた伯備線に駆け込みました。乗り込んでから妻に倉敷駅に迎えに来てもらうように電話しました。倉敷までの間、「寝とる?」「いや、起きとるよ」倉敷駅に着いてから「もう少しだからがんばれ!」「うん!」

妻の車が見えて中に乗り込み、「今日は紘也、頑張ったで。走れ言うたら走るし、我慢せえ言うたら我慢できた。よう頑張ったよ。」誉められて嬉しかったのか眠気が吹き飛んだようで、「あのな・・」と、今日の出来事を目を輝かせて嬉しそうに話していました。

2人で風呂に入り汗を流し、先に上がらせましたが、おばあちゃんに土産話をしていました。「新幹線にも乗ったし、サッカーの試合凄かったあ。」いつになく誇らしげに話していました。「さあ、明日は学校だからお休み・・」

こうして息子との2人旅は終了しました。ワールドカップ、次に日本で開催されるのは100年後とか・・。強行軍でしたが、とても充実した1日でした。息子の目にはどのような旅にうつったのでしょうか? 良い想い出になったかな?

2002.06.29
 


スタジアムに入る前


初めてのスタジアム観戦です。
紘也は自分から前の座席を選びました。


スウェーデン選手の練習風景。
選手は大きい!

セネガル選手の練習風景。
予選リーグでフランスを破って
勢いに乗っています。

いよいよ選手の入場です。
あのTVのシーンが目の前で・・。
感激しました。

起立しての国歌演奏です。
ワールドカップは国と国と激突です。
国家を認識させられました。


目の前で繰り広げられる熱戦。
世界トップレベルの戦いは凄い。
セネガルのコーナーキックシーンです。


今大会初の延長戦に突入。
セネガルの応援が増えてきました。
盛り上がるサポーター達。


ゴールデンゴールはセネガル!
 素晴らしいゴールでした。
歓喜のセネガルチームと
倒れ込んでしまったスウェーデンチーム。
素晴らしい試合をありがとう!

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